ほのぼのしたゴミ箱

主に買い物の記録用に

Hover Camera Passport v.1.0.10 -Owner mode など大型アップデート

Hover Camera Passport v.1.0.10がリリースされ,CES で発表した Owner Mode が搭載されました.

((

Owner Mode とは

Owner Mode の使用感と注意点

アプリケーションV2 アップデート

 

Owner Mode とは

Hover Camera に"オーナー"を登録すると,飛行時に自動的にオーナーを認識し,ジェスチャーで撮影が可能になります.

  • 通常モードでカメラ飛行開始 -> 360度スピンしながら自動的にオーナー探索
    (マニュアルモードへの切り替えも可能)
  • カメラに向かってピースサイン-> 3秒後に写真撮影
  • カメラに向かってOKサイン -> 追尾停止

実際の使い勝手はこんなイメージです.(公式 Youtube)

www.youtube.com

 

Owner Mode の使用感と注意点

上の動画だと簡単に顔認識をしていますが,明るさの影響を受けるようです.登録はアプリで 自撮り-> HオヴェrCあめらにアップロードという形式なので,iPhoneなどいいカメラを持つスマホを使って日中に撮るのが良さそう.

なお,オーナー画像の再登録は[GET STARTED]の次の画面で右下にあるアイコンから行います.何度か登録->飛行を繰り返しながらテストすることをお勧めします.

あとはカメラを飛ばす際に低い位置でスタートすると一周回る前にオーナーを見つけられないことが何度かあったので,目線と同じ高さから飛ばすのが良さそうです.

実際に自分を見つけてついてくるのは,新しい体験という感じで,撮影なしでもおもしろいですね.

アプリケーション V2 アップデート

ファームウエアをアップデートすると,アプリも V2 にしないと接続できません.

V2 からの新機能は以下.

  • ビデオチュートリアルの追加
    各機能の利用は順番にチュートリアルを見て初めて使えるようになりました.
  • 操作メニューが活動タイプ別に
    Group Selfie / Running / Cycling など使い方に合わせて自動調整されるモードが追加されました.マニュアル操縦モードもあります.
  • SNS 連携の追加
    他のオーナーがSNSに公開してる写真や動画を一覧で見るモードが追加されました
  • メニューの他言語化 (日本語対応)

Hover Camera Passport: A Brand New User Interface and Experience

なお,4/15現在,なぜか androidの方はGoogle Play ストアでアップデートされていません.公式サイトの[App] からダウンロードしてください.Google Play ストアの方はなぜかアプリ名も中国語表記になっていますが,詳細は不明です.

また,今回から Firmware の Auto Update オプションがつきました.こちらはデフォルトで On になっているので要注意です.

 

アメリカやカナダでは Apple Storeでの取り扱いも始まったらしいですし,日本での技適取得なども期待が高まりますね.

Hover Camera Passport ファームウェア更新(v.1.0.9)

3/15に Hover Camera Passport のファームウェアとアプリケーションのアップデートがリリースされました.

改善点は2 つです.

 

1. ファイル転送プロトコルの改善

2. ビデオ画質の改善

 

なお,この1の変更に伴う注意点が2つありますのでご注意ください.

  • バイス側ストレージ内の動画と写真がすべて消えます
  • アプリとファームウェアは同時にアップデートする必要があります.アプリ側だけアップデートすると Hover Camera と接続できなくなります.

1点目は公式サイトにも記載がありますが,2点目はモバイル側のアプリを自動更新にしていると出先で228MBあるファームウェアをダウンロードする事態に陥るのでご注意ください.

なお,もしモバイルアプリだけアップデートしてしまった場合には,PC と Hover Camera をUSB3.0ケーブルで接続して Android 転送ツールを使うとビデオファイルを取り出すことができます.

 

余談ですが,花粉の季節なのでマスクをしていると,顔認識が不安定になり移動中に大正を見失ってしまうようです.歩いていたら途中でカメラだけ置き去りになるなんてことが起きました.撮影時はマスクなしで楽しんでください.

Hover Camera Passport ファームウェア更新(v.1.0.7)

Hover Camera Passport firmware v.1.0.7 が公開されていました。

 

今回の更新内容は "fixed some known bugs." とのことです。

日本語iOS 端末との接続で起こる問題で提供された firmware の修正 (v.1.0.6) も盛り込まれているようですので、もうサポートに問い合わせる必要はなくなりました。

 

期待の Owner Mode は、v.1.1 のリリース待ちといったところでしょうか。

あわせてサイトが更新されて、過去のアップデートがまとめられていました。こちらにOwner Mode の簡単な説明もあります。

gethover.com

購入後に進化があるというのも、Hover Camera の面白いところですね。

Androidアプリ更新(v.0.2.21)

昨日,Android 版のアプリがv.0.2.21 にバージョンアップしました.

Google Play Store の更新内容がこちら.

 

f:id:hatexec:20170117003851p:plain

 

なぜか中国語なのでさっぱりわかりませんが,Google 翻訳によると「ビデオ編集機能と投稿機能の追加」とのことです.

実際の操作はAlbum メニューから行います.

動画の編集

動画を選択し,下の方の星マークをタップすると編集メニューになります.編集機能は尺の調整とBGMのみ.

動画の尺の調整

左右のバーをドラッグして動画を任意の長さで切り取ります.

f:id:hatexec:20170117004638p:plain

BGM の追加

ローカルにある音楽ファイルもしくはプリセットで入っている楽曲からBGMを選びます.

f:id:hatexec:20170117004923p:plain

SNS 投稿

画像もしくは動画にコメントをつけてSNS に投稿します.対応しているSNS は以下の通り

直接 SNS に送信できるようになったのは製品コンセプトとも合致しており良いですね.WeChatなど中国系のサービスに強いようです.

なお,この共有ボタンのタップ範囲はかなりシビア(ほぼアイコンと同サイズ)ですので,急いでる時にはやめたほうが良さそうです.ご注意を.

Hover Camera Passport 接続問題の解決

先日の記事で書いた Hover Camera Passport と iPhone を接続すると wifi 設定が壊れる問題について,サポートからの回答がありました.

 

どうやら日本版 iPhone 特有の問題のようで,サポートから修正版 firmware (v.1.0.6) の提供を受けました.これはHotfix 的な位置付けのようで,今日時点では Web サイトには掲載れていませんしアプリ経由でのアップデートもできません.同様の問題に困っている方はメールで問い合わせると良いようです.

 

取り急ぎ,PC 経由でアップデートし,無事にiPhone と接続できることを確認しました.これで一安心.

PC 経由でのアップデート方法は User Manual ( Hover Camera Passport - Support ) に記載がありますが,参考までに下記の手順となります.

  1. サイトから firmware をダウンロードする
    (.tar.gz の圧縮ファイルとしてダウンロードされます.展開は不要です.)
  2. Hover Camera の電源を入れる
  3. Hover Camera とPC を USB 3.0ケーブル(micro-B)で接続
  4. Windows の場合はエクスプローラからルートディレクトリにコピー.Mac の場合は事前に Android File Tansfer をインストールしておく必要あり
  5. Hover Camera の電源を切り,ケーブルを外す
  6. 再度,Hover Camera の電源を入れる

 

なお,このfirmware でも 5GHz 帯の使用は非推奨とのことです.iPhoneアプリ起動時に 5GHz 切り替えを推奨するポップアップが出たら Cancel を押してください.

Hover Camera Passport 試し撮り

Hover Camera Passport って,リリース前は本当に撮影がそんな簡単にできるのか疑問視されていた印象があります.このあたりは語るより見た方がクオリティと限界がわかりやすいかと思うので,1つアップしました.

youtu.be

1080p ,オート追尾,ドローン速度はノーマルモード(max 4m/s)で撮影しています,天気は快晴で風がたまに吹く程度.

この動画にかかった操作はわずか3ステップです.

  1. Hover Camera の電源を入れる
  2. アプリを動画モードにする
  3. 画面の人の顔を長押ししてロックする

追随性能はかなり良いのですが,形状の制約から風には比較的弱い印象です,(途中で画像が揺れるのはおそらく横風の影響)

画質は 72p/1080p/4Kで選択できますが,ジンバルが1080pに最適化されていて$Kだと 機能しないため,よほど無風で動きの少ないパターン以外 4K は向かないと思います,

Hover Camera 本体には32GBのメモリ (実質 22GB 程度) が搭載されているので,撮影時は全て機内にデータが保存されて,後からwifi経由でアプリ側に転送する形となります.

GPSh搭載されておらず,Hover Camera と操縦者間の最長距離も 10m程度なので視界外での遠隔操作はほぼ不可能です.物体認識も人間に限られますし,万能ドローンではなくあくまで自撮りに特化していると考えて使えば最高のパフォーマンスを発揮します.

 

なお,Hover Camera Passport は250g弱あるため,市街地での上空撮影は事前に神聖が必要です.(上の動画は私道内だと考えてセーフとみなしましたが,あらためて考えると違反しているかもしれません..すみません.)

www.mlit.go.jp

とはいえ,技術的な制約として「人もしくは建物から 30m以上の上空」には飛ばせないのですけど,200g以上の筐体での特殊ケースについての記載がないので後ほど国交省に問い合わせてみようと思います.

 

マニュアル操作については,またあらためて.

Hover Camera Passport (v.1.0.5) 覚書

先日,Hover Camera Passport というドローンを買いました.

f:id:hatexec:20170104122207j:plain

7月の先行オーダーに申し込んでから出荷まで1-3ヶ月という話でしたが,届いたのは半年後の今月頭.どうも日本は出荷が遅れたようです.飛ばすイメージはこんな感じ.

youtu.be

初期セットアップでハマったので,これから買う誰かのためにメモを残しておきます.

Hover Camera Passport 大まかなセットアップの流れ

  1. Hover 本体にバテリーを取り付ける
  2. Hover 本体の電源を入れる (初期セットアップは2,3分,以降は1分くらい)
  3. iOS/Android いずれかのスマホ (or タブレット) で専用アプリをインストールする
  4. Hover 本体のランプの点滅が停止すると wifi を発信するので,スマホを Hover の wifi と接続する
  5. スマホ側でアプリを起動してHover と接続
  6. Region / Wifi 周波数の自動設定
  7. アプリでカメラモード起動
  8. Hover 本体のスイッチを押してファン起動

日本でこの 5~6の作業を iPhone アプリから実施すると,周波数変更に失敗したままwifまわりiが再起動せず,SSIDも見えなくなって詰みます.

こうなるとアプリ側からは何もできないのでHover 本体側で Factory Rest しましょう.Factory Rest は本体横の小さい穴にピンを差し込んで1秒ほど押します.

色々と試したのですが,解決策は初期設定を Android アプリから行うしか見つかりませんでした...

(2017.1.14 追記) サポートに問い合わせたところ修正版の firmware v.1.0.6 が提供され,無事に動作するようになりました.

 

セットアップも終わり,晴れて初飛行です.オートトラッキングを使った撮影を楽しみましょう.

f:id:hatexec:20170104220825j:plain

と行きたいところですが,室内で使おうとするといくつか注意点があります.

室内利用時の注意点

  • 小型ファンが4機フル回転するので,それなりに音がします.映画でも見ながらついでにセルフィー,みたいな使い方は諦めましょう
  • フル回転するファンにより,近くの紙が吹き飛びます.ドローンを飛ばす前に机の上を掃除しましょう.

    f:id:hatexec:20170105205625j:plain

  • オートトラッキングの適正距離は 4-8m です.5m あたりまでは追いかけてくれないので,広めの部屋で使うのがいいと思います.
  • 急旋回や急停止時は 30cm くらいブレることがあります.
  • 4K 撮影時はスタビライザが働かないようですので,細かい動きを求めない屋外撮影に向いているようです.

ちなみに連続飛行時間は10分で充電は 50分強, OS は Android ベースのようです.wifiの認証はWPA2.そのうち,ドローンを wifi経由でクラッキングするような人も出るかもしれませんね.

 

そもそも何でこのドローンを買ったのか

おまけに少し個人的な話でも.ここ数年で話題になったドローンは,どれも操縦や制御が前提のモデルなんですよね.精緻にドローンを操って新しい映像を提供したい,あるいは操縦自体にホビーとしての価値を見るなら当然だと思います.カメラでいえば一眼レフのようなポジション.

Hover は(上記エラーを除けば)難しいセットアップもないし,顔を選べば勝手についてくる.ファンはすべてガードが付いていて安全,気負わずに面白い映像が撮れるだけのシンプル仕様.いわばコンデジのようなポジション.なんせ,手を離すだけで勝手にその場で静止する.それに,何よりデザインが素晴らしい.

ユーザーの80%は初期設定で使い続け,サービスにおける65%の機能はほぼ使われず,購入動機の多くが見た目だというこの時代に最適なドローンじゃないかと思っています.

実際に撮れる映像はまたどこかで.