ほどほど「いい音」で音楽を聴く方法
閏年なので,4年に1回くらいは音楽再生環境をまとめてもいいかな,と.
さて,音楽を聞く環境は年々悪化しているそうですよ.本当かいな.自分が中高生の頃はラジオやCDをカセットテープに録音 / 初期MD (実質的に146kbps)なので,あきらかに今の学生が聴いている YouTube とか soundcloud とか Apple Music とかmp3 の方が音が良いんじゃないかと思ったり思わなかったり.
でも,お金をかけなくてもある程度「いい音」で聴ける環境は作れますよね,というわけで最近の我が家の環境まとめました.
なお,「いい音」というのはピュアオーディオ的な話ではなく,それなりに迫力もって分離良く音が聞こえる=楽しい音という意味ですのであしからず.
デスクトップ編 (Mac)
再生ソフト「VOX for Mac」(無料)
- iTunes でもいいのですが,低音まできらびやかによく出るのでこちらを使っています.Loop の契約は普通の人に不要かと思います.
- 良い点:
- 音がくっきりしていて聴きやすい
- ALACやFLACなど標準的なハイレゾにネイティブ対応.DSDもPCM変換だけど聴ける
- UI がシンプルで動作が軽い
- iTunes と Soundcloud をまとめてプレイリスト化して再生できる
- 再生するデバイスを個別に設定できる
- Audio Unit が使える - 悪い点:
- 適当なアートワークを勝手に引っ張ってくる
- CD が再生できない
- たまにバグで落ちる
- イコライザーの性能がイマイチ
TDR VOS SlickEQ (無料)
Tokyo Dawn Labs - Audio Plugins | Tokyo Dawn Records
さて上記のうち,イコライザーの問題を解決するのが Audio Unit の追加です.自分の環境だと Waves の REQ とかでもいいんですが,せっかく無料の良いEQがあるのでご紹介.なお,VOXに重いAUをつなげたり,多段でAUかけるとアプリケーションが落ちやすくなるので要注意です.
Roland UA-55 (有料)
イヤホンジャック直刺しよりも,オーディオインターフェースを使った方が出音は確実に良くなります.我が家は入力も欲しかったので少し古いですがこれを使い続けています.入力が必要なければ専用のDAC買った方が安いと思います.
といった感じでしょうか.そんなこんなで,おそらく小型のDACと Fostex の小型スピーカーあたりを買えば,トータル1万円程度でもかなり音楽環境は改善するので,お小遣いに余裕ができたら是非どうぞ.
ではまた,いつかどこかで.